「実験」をテーマとする展示会に向けて製作された作品です。
激動の日々、皆様、いかがお過ごしでしょうか？
疫病を前に、かつて人々は壁に絵を描き、彫刻を彫り、記念碑を建て、大仏を建立し、祈ったそうです。
如何に防ぐのか？如何に脱するのか？情報、自粛、猜疑、同調圧力、分断・・・
すっかり変わってしまった目の前の日常はまるで地球丸ごとの実験場のようです。
私たちは何を試されているのでしょうか？
からくり箱職人の端くれである私にできることは、からくり箱を作ることと、 ジリジリと焦げ付くようなフラストレーションを、ユーモアに変えることくらいでした。
ちょっとした加減で振り出しに戻されてしまう、しかし、トライ&エラーと工夫、忍耐で乗り越えればいつかは必ず明るい未来が開いていく。。
そんな思いを込めて作りました。 ゲーム性のあるからくり箱です。