二宮寄木秘密箱

職人

岩原 宏志岩原 宏志
品番 RF-56
創作年月
サイズ
(本体)
95×150×60mm
サイズ
(収納部分)
*****
材料 朴、セン、金属ピン

二宮の技法と品質で秘密箱を作る。これを目標に、20年目で初めて秘密箱を作りました。途中幾度となく二宮に技術的な質問をしました。
二宮の作りは、恐らく継いでいるのは二宮だけであろう手鉋を多用する古典的な技法が基本で、これに独自の工夫が加えられています。 鉋の切れ味を上げる事から始まり、製作に三カ月ほどかかりました。 二宮が「伝承造」と呼ぶ「かんぬき」を隠す手法も再現し、塗装も手塗りです。寄木は二宮の提供、サイズは5寸、手数は7回です。 普通の秘密箱を作るなら、今回のほどの苦労はしなかったでしょう。

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