「その町には、いつからかささやかれている噂がある。
新月の夜に出る金色の魚は、零時になると海から空へと昇る。
その時、金色のうろこをいくつか落とすというのだ。
魚はその行く先を眼では追うが、それだけだ。
視線の先を追えば、あるいはうろこを手に入れられるかもしれない。
うろこを身に付けた者は、たとえこの町から離れても災いから守られるという。
釣り人は、旅立つ者のために金色の魚を待っている。」
(シンプルな仕掛けの引き出しです。世界観をお楽しみ下さい。)
新月の夜に出る金色の魚は、零時になると海から空へと昇る。
その時、金色のうろこをいくつか落とすというのだ。
魚はその行く先を眼では追うが、それだけだ。
視線の先を追えば、あるいはうろこを手に入れられるかもしれない。
うろこを身に付けた者は、たとえこの町から離れても災いから守られるという。
釣り人は、旅立つ者のために金色の魚を待っている。」
(シンプルな仕掛けの引き出しです。世界観をお楽しみ下さい。)