からくり通信 2006年4月12日 第20号
●拠点作りの第一歩「からくり工芸館 たなか」がオープン!
●新作の開発そのA からくり家具を作ります。今度はテーブル!
研究会は、アメリカの著名なパズル収集家・研究家のジェリー・スローカム氏等の企画への出品として、仕掛のあるテーブルを計画中です。すでに構想は出来上がり、製作に取り掛かろうとしています。作品はアメリカへと発送してしまいますが、心配はご無用。国内向けにも、ちゃんともう一台を作ります。新作のからくり家具としてご披露できる日も、そう遠くはないでしょう。 ●新作の開発そのB 「からくり小箱」・Xmasプレゼント
研究会は、3〜4月にかけて、徳島県の「あすたむらんど徳島 子ども科学館」でも展示会を開催しました。 以上 |
からくり通信 ●電気で動く「秘密箱」が完成!
●東京と兵庫で展示会を開きます ★姫路科学館「か・ら・く・り パズル展〜しかけに挑戦〜」(兵庫県)
●「研究会」のファンクラブがスタート 1月から、「からくり創作研究会」のファンクラブとして「からくりクラブ」がスタートしました(亀井のファンクラブから発展)。その企画として、各職人が会員向けのXmasプレゼントを製作します。もちろん新作です。会員の方に、過去の作風を参考に予め作る職人を選んでもらう仕組みです。職人の中には「自分を選んでもらったのだから」と意気込みや緊張感が生まれています。
研究会の田中のお店にてからくりの展示・販売を始めました。普段からお客さんの感想を知る機会になることも期待しており、少しずつ作品を増やそうと考えています。お立ち寄りの際は、作品の感想や希望など、店主の田中までお聞かせ下さい。場所は国道1号線沿い、小田原から箱根湯本に向かう途中の右側です。
●貯金箱、組木、秘密箱の歴史の資料を翻訳
パズル玩具に詳しい、からくりクラブ会員の高島直昭氏の協力を得て、過去に箱根・小田原で作られ輸出されたパズル(仕掛のある貯金箱、組木、秘密箱など)とその歴史についての報告書「Early
Japanese Export Puzzles 1860s to 1960s(著者Jerry SlocumおよびRik van Grol)」の翻訳を行い、「初期の日本の輸出パズル」という冊子を作りました。恐らくこの地方のパズルでは世界有数の収集家であるJerry
Slocum氏の膨大な収集品を元に、豊富な写真と共に具体的で詳しい報告がなされています。お問い合わせは研究会まで(電話0465-32-3631)。 ●アメリカの若いパズル職人を紹介
HPで、研究会の友人でありアメリカの若いパズル作家&職人、ケーゲン・シェーファーさんの紹介を始めました。日本にも彼のファンがおり、更なる活躍が期待されています。彼の作品を見ると、日本のからくりに通じる部分もありつつ、一方で文化の違いか、かなり違った考え方も見え隠れします。研究会にとってもいい刺激になっており、相乗効果でいい作品作りにつなげたいと考えています。 |
からくり通信 ●新しいシリーズ作品「からくり小箱」を発表!
「かわいくて、気軽に買えて、しかも面白い」。研究会は、そんな3拍子そろった作品を目指して、昨年末からおよそ10種類を試作。その中から最も面白いと思われる3種類を選び、その構造や動き方に工夫を重ね、ようやく製作に漕ぎ着けました。その中でも第1作は、たった3手の動きなのに、解答を見ないと開けるのは至難の業!また、表面には「うろこ」と呼ばれる寄木を使用、その中には、独自に開発した研究会のロゴマークの寄木をあしらいました。「からくり」の文字が読み取って頂けると思います。本当のところ、このロゴ寄木の製作には、しびれるほど苦労してしまいました。価格帯は、店頭で2000円台を想定。
倉敷科学センター(岡山県) 7月17日(土)〜8月31日(火) ●科学技術館で作品を展示しました(東京)
10月23日・24日には、「削ろう会」香川大会が開催されるそうです。
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からくり通信
研究会は、岩崎宗純氏の監修のもとに、この地方の歴史の中のからくり細工をまとめた本を作りました(写真左)。また、私たち自身の作品を紹介する本を作りました(写真右)。お問い合わせは、以下までお願いします。 |
からくり通信
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