にのみや よしゆき 二宮 義之 |
終戦後、勤めていた工場が閉鎖になり、旋盤工の仕事を離れました。私が木工を始めたのは、そんな折、16才の時でした。その後、ひたすら木と向き合い続けました。そんな中、1981年春、八小堂銀座店(小田原市)のギャラリーで、初の個展を開催し、その後も、いく度か個展を開催しましたが、この中で、作品を通じ、多くの人達と交流ができたことは、70年ひたすら木と向き合ってきた私にとって、何物にも代えがたい財産です。 1929.神奈川県湯本町に生まれる(現在箱根町湯本) 1947.マスダ木工芸技能者養成所を修了。 その後、父儀之助に師事 1972.はこねくらふと工房設立 1983.「木楽」(展示即売所)開店 1999.からくり創作研究会に参加 |
作品紹介(非売品含む)
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作品 | 品番 | 備考 |
伝承造7回秘密箱(桐箱入り) |
N-31 |
2014年からくりクラブのクリスマスプレゼントとして製作された作品です。
創作年月 :2014年10月 |
寄木玉入り井桁組木 |
N-30 |
「ときめき」をテーマとする展示会に向けて制作された作品です。 創作年月 :2013年5月
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伝承造七回秘密箱
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N-29 |
2012年からくりクラブのクリスマスプレゼントとして製作された作品です。
創作年月 :2012年5月 |
恋文 |
N-16-2 |
2006年の松屋銀座での「バレンタイン」をテーマにした展示会用に作られたN-16のリメイクです。外観はすっきりとシンプルに仕上げましたが、仕掛けは1手増やし、手ごたえある作品にしました。
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変り開き4回秘密箱 |
N-28 |
2010年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です。 4回秘密箱の従来の開け方を変化した仕掛けにした箱。 創作年月 :2010年11月 |
カステラ? |
N-27 |
ウルシとチャンチンの美しい色味からイメージされた作品です。 創作年月 :2010年4月 |
荷箱型仕掛箱(ミニ)V |
N-26 |
2009年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です 荷箱シリーズ(ミニ)、前作の四角型から変化して長方形になりました。 開け方は単純ですが、動く箇所でダミーが2ヶ所。 作者としては冗談のつもり? 創作年月 : 2009年12月 サイズ : 99×78×70 mm 材料 : 朴、キハダ |
荷箱(ミニ)パートU |
N-25 |
2008年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です。荷箱のイメージを表現する為に、断面がV字の形をした溝を箱全体に彫りまわして、仕掛をカムフラージュしたのが特徴です。 <作者より>作品製作に当たっては、からくり創作研究会の皆さん、特に角田遥さん、川島英明さんに密着してお手伝い頂きました。大変助かりました。 創作年月 : 2008年10月 サイズ : 80×80×80 mm 材料 : 朴、キハダ |
箱根山かご組木 |
N-22 |
かつて箱根でも使われた山かごをモチーフにしたシンプルな組木です。 創作年月 : 2008年1月 サイズ : 70 x 150 x 70 mm 材料 : ウォールナット、朴 |
変則5回秘密箱 |
N-23 |
変則的な動きをして5回で開く秘密箱です。伝統的な秘密箱の動き方をご存知の方ほど、その変則的な動きに気が付かず、難しいと感じることでしょう。 創作年月 : 2008年3月 サイズ : 90 x 120 x 50 mm 材料 : かつら、他 |
デスク・ダイアリー |
N-24 |
卓上カレンダーをモチーフにした作品です。実用品ではありません。収納場所は2ヶ所あります。 創作年月 : 2008年5月 サイズ : 85 x 200 x 150 mm 材料 : キハダ、他 |
かぶせ型秘密箱 |
N-21 |
2007年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です。秘密箱の「伝承作り」の技術が応用されており、仕掛が巧妙に隠されています。箱を開けた後にも仕掛が見えにくいように、工夫がなされました。「かぶせ型」というタイトルから、その開け方が想像できますか? 創作年月 : 2007年11月 サイズ : 66 x 69 x 67 mm 材料 : 桂、ウォールナット、他 |
眼鏡が入る仕掛箱 |
N-20 |
最初の小さい引出は簡単に開きますが、もう一箇所の収納場所は?作者らしい、きれいな寄木が埋め込まれています。仕掛がありそうな場所は、この辺りしか見当たりませんが…?眼鏡入れとして製作されました。 創作年月 : 2007年4月 サイズ : 115 x 200 x 120 mm 材料 : きはだ、ウォールナット |
こま入り仕掛箱 |
N-19 |
2006年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です。箱の内部にはこまが仕込まれています。そのこまが、箱の開閉を決める仕掛に利用されています。作者は、こまを見ながら箱の仕掛を考えたそうです。製作数が多くなったこともあり、クリスマスに間に合わせるために、作者は「必死に頑張った」そうです。こまは田中一幸作。 創作年月 : 2006年6月 サイズ : 83 x 74 x 63 mm 材料 : ウォールナット、朴、ひば、赤楠、他 |
スライド3 |
N-18 |
3回で開きます。秘密箱と同じように「かんぬき」の仕掛がありますが動きは異なります。 創作年月 : 2006年6月 サイズ : 117 x 100 x 55 mm 材料 : 朴、ウォールナット、他 |
伝承造5寸12回 |
N-17 |
12回で開く秘密箱です。 作者の秘密箱シリーズの1つです。 創作年月 : 2006年6月 サイズ : 150 x 100 x 60 mm 材料 : 桂、朴、他 |
恋文 |
N-16 |
恋する人への思いを込めたラブレター。あるいは素敵な人から届いたラブレターでしょうか。投函する時、受け取った時、封を開ける時のドキドキした思い出が、誰の心の中にもあることでしょう。もしかしたら、そんな恋の真っ最中かも知れませんね。からくりを開ける時のドキドキ感に、そんな恋の思いをのせて、ラブレターに仕掛を組み込みました。仕掛は難しくはありませんが、封を開けるためには、さて、どこから動かすのでしょうか?封をしているのもハートです。作者に言わせれば、「恋文(こいぶみ)を開ける時、心(ハート)が動く」のだとか…。 創作年月 : 2006年1月 サイズ : 170 x 125 x 48 mm 材料 : ひば、チャンチン、朴 |
荷箱型仕掛箱(ミニ) |
N-15 |
2005年のクリスマスプレゼントとして製作された作品です。これまでに、より大きいサイズの「荷箱型仕掛箱」が3種類製作されており、今回はその第4作目となるものです。今回は手の平に乗るかわいらしいサイズで作られました。Vカットの溝を作品全体に施すことによって、どこが動くのか分かりにくくなっています。表面の「きはだ」という材料とそのデザインによって、荷箱というテーマでありながら上品な雰囲気を出しています。少ない手数で思わぬ開き方をします。ダミーの仕掛もありますのでご注意を。 創作年月 2005年11月 サイズ 75 x 75 x 75 mm 材料 朴、キハダ |
押し上げ4回U |
N-14 |
「押し上げ」の動きが利用されています。引出のような動きと、押し上げの動きの関係が、そのあけ方を面白くしています。 サイズ 130 x 100 x 60 mm 材料 朴、オールナット、その他 |
伝承造4寸5分10回 |
N-13 |
10回の秘密箱です。現在市販されている秘密箱のほとんどは、寄木をそのまま貼った状態で「かんぬき」を加工するので、寄木に小さなズレが生まれてしまいます。そのため、しかけが見えやすくなっています。これに対して「伝承造」は、このズレを無くすよう工夫して作られており、仕掛けが見えにくくなっています。 サイズ 135 x 90 x 60 mm 材料 朴、桂、その他 |
4寸4回秘密箱 |
N-12 |
4回の秘密箱です。長手(側面の長い方)の板が、あご(側面の小さい方)の板にかぶっているのが特徴です。 サイズ 120 x 90 x 55 mm 材料 オールナット、朴、赤楠、その他 |
大川式秘密箱A(復刻) |
N-11 |
以前に復刻したものとは異なるもう一つの大川式秘密箱です。「あご」が下がり「甲羅」が開く、というシンプルな2回の構造です。現在に受け継がれる仕組みの秘密箱の創始者と言われる大川隆五郎本人が作ったと言われる秘密箱の復刻版です。木の目の使い方など、現在とは異なる方法も見られます。桑の黄色は、時間と共に落ち着いた色に変化していきます。 サイズ(本体) 170 x 105 x 60 mm 材料 楠、桑 |
元祖大川式秘密箱(復刻版) |
N-10 | 秘密箱は、1894年頃に大川隆次郎氏によって創始されたと言われています。 その後様々な改良が加えられ、現在のような構造に 落ち着いています。 この秘密箱は、その大川氏が最初に作ったとされる秘密箱と同じ構造を持つ2回の秘密箱です。 シンプルですが、現在の秘密箱には見られない、特徴的な仕掛けが楽しめます。 創作年月 2002年8月 サイズ 210 X 145 X 62 mm 材料 楠、ウォールナット |
荷箱型仕掛箱パートV |
N-2-3 | 荷箱型仕掛け箱シリーズの第3作です。 第1作、第2作とは更に異なる仕掛けを持っています。 創作年月 2002年10月 サイズ 154 X 154 X 158 mm 材料 朴、きはだ |
押し上げ六回秘密箱 |
N-9 | 押し上げ四回秘密箱の発展版です。 創作年月 2001年8月 サイズ 120x90x70mm 材料 ウオールナット、 朴、 その他 |
キューブパズル KIRAKU |
N-5-2 | パズル作家の芦ヶ原伸之氏の基本デザインにより、1998年に製作されました。 4x4x4の立方体は、全部で8個のピースに分解されます。 外見はダブルLと似ていますが、異なる構造をしています。 サイズ : 120x120x120 mm 材料 : ナラ、ウオールナット、その他 |
ダブル・シークレット |
N-8 | ちょっとユニークな秘密箱から、また秘密箱が出てきます。 創作年月 2001年10月 サイズ : 136x102x80 mm 材料 : セン、アルマシア、朴、その他 |
組木五重塔 と その部品 |
N-1 | 日本の神社仏閣の建築構造は「組木」のルーツと言われていますが、 それを正に組木で作ったのがこの作品です。 106個の部品(組子)で構成されていて、 規則正しく組み上げられています。 材料として使用した朱理桜は、 少しずつより深い色合いへと変化していきます。 年月とともに、五重塔にふさわしいより重厚な雰囲気を かもし出してくれる筈です。 |
荷箱型仕掛け箱 |
N-2 | 伝統的な秘密箱の表面には、寄木が貼られています。 その目的は、「加飾」と「仕掛けを隠すこと」にあります。 これに対してこの作品では、荷箱という外形デザインが、 寄木の持つ2つの役割を果たしています。 表面の板が動きますが、デザインに幻惑されて、結構苦労する筈です。 表面のビスの打たれた板は、いかにも固定されて見えますが…。 中には抽斗も隠されています。 |
荷箱型仕掛け箱2 |
N-2-2 | 「荷箱型仕掛け箱」の2つ目のデザインです。また別の動きをします。 創作年月 2000年3月 サイズ : 155x155x145 mm 材料 : 朴、きはだ |
秘密箱伝承七回 と その側面 |
N-3 | 市販されている秘密箱の多くは、 側面のスライド部分に模様の切れ目が見えます。 よって、「そこが動くのだな」とスグに分かってしまいます。 ところがこの作品では、 その切れ目はほとんど見分けがつかない筈です。 木の使い方によって、仕掛けを隠すことは十分に出来るのです。 |
からくり五段 |
N-4 | 2,4段目はふつうの引き出しです。 1,3,5段目の引き出しに鍵がかかっています。 ヒントはこの箪笥の台輪にあります。 |
ダブル L |
N-5 | パズル作家の芦ヶ原伸之氏の基本デザインにより、 1998年に製作されました。 4x4x4の立方体は、全部で8個のピースに分解されます。 分解すると、各ピースは「L」の形を2個合わせた形になっています。 |
N-7 | 一番下の引出が開きません。 | |
押し上げ四回秘密箱1,2 |
N-6 | 名前の通り、中箱を押し上げるように開けられます。 「1」には、従来の秘密箱の動きも見られるのですが、 「2」になると、その動きはより巧妙になっています。 サイズ : 77x62x55 mm 材料 : 朴、アルマシア |
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